食肉センター業務
印旛食肉センターは、養豚の産地である千葉県北総地域で肥育された豚を生体受入し、と畜からカット処理までワンストップ対応可能な施設です。すべての工程において高い安全性と品質管理を実現しています。
概要
所轄 | と畜場名 | 所在地 | 許可年月日 | 1日の処理能力 |
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千葉県中央食肉衛生検査所 | 印旛食肉センター事業協同組合 印旛食肉センター | 成田市芦田2420 | 平成8年4月1日 | 小動物のみ 900頭 |
所轄 | 千葉県中央食肉衛生検査所 |
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と畜場名 | 印旛食肉センター事業協同組合 印旛食肉センター |
所在地 | 成田市芦田2420 |
許可年月日 | 平成8年4月1日 |
1日の処理能力 | 小動物のみ 900頭 |
食品安全方針
1. | 食品安全を実行するために、法令・規制要求事項を守ります。 |
2. | 食品衛生7S(整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌・しつけ・清潔)活動に取り組み、誠意を持って信頼ある製品を提供いたします。 |
3. | 食品安全に関わる情報を適切に提供いたします。 |
生体のと畜から解体処理
[1]搬入受付 | 畜産農家から運ばれ、車両消毒装置を通過し消毒、体表の汚れがないことを確認します。清潔さを保たれている生体を係留所内に搬入します。 |
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[2]と畜処理 | と畜ラインに追い込み、自動電撃機で失神させます。放血処理を行い吊り上げを行います。 |
[3]前処理 | 大腿部の皮をナイフを使って剥ぎ、掛替処理をします。 |
[4]エアーナイフ処理 | エアーナイフを使用し、部分的に皮を剥ぎを行いながら、腹部を切開し内臓を摘出します。摘出された内臓を内臓処理室へ搬送し、加工処理します。 |
[5]スキンナ一処理 | 縦型スキンナー(剥皮装置)を使って、全面の皮を剥ぎます。 |
[6]枝肉検査、内臓検査 | 食肉衛生検査所のと畜検査員が検査します。検査に合格した枝肉、内臓はその後の処理をし、万一、不合格となったものは廃棄をします。 |
[7]背割 | 自動背割機で背骨(正中線)に沿って半分に切り、枝肉にします。 |
[8]トリミング | 仕上げ作業です。枝肉の余分な脂等を取り除きます。その後、自動枝肉洗浄機で仕上げ洗いを行います。 |
[9]計量/判定 | 枝肉は懸肉室で予備冷却を行います。計量室で1頭ごとに計量し、共に枝肉の格付け判定をします。 |
[10]大割/脱骨/整形 | 枝肉の大分割(カ夕、ロ一ス・バラ、モモ)処理を行います。分割、除骨を行ったあと整形作業で規格に沿った規格肉に仕上げます。 |
[11]包装 | 規格に会わせて真空包装、シート巻きを行い、金属検出器に掛けます。 |
[12]出庫 | 徹底した温度管理のもと保管された部分肉が出庫され各地へ運ばれます。 |
と畜検査員による検査
※各検査は、千葉県中央食肉衛生検査所と畜検査員によって一頭づつ行われます。
[1]生体検査 | 豚が生きている状態で健康状態を確認します。病気に掛かっている場合はと畜を禁止します。 |
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[2]解体前検査 | と畜した豚に対して触診や血液検査を行います。異常が見つかった場合は解体を禁止します。 |
[3]解体後検査 | 解体後に、頭部、内臓、枝肉などをそれぞれ検査します。食肉に適さないものは廃棄します。 |
高度な衛生管理「HACCP(ハサップ)」手法の導入
HACCPは1970年代にアメリカの宇宙開発計画において、宇宙食の高度な安全性を確立するために導入された危害要因分析必須管理点「Hazard Analysis Critical Control Point」の略です。食品を生産する全工程を分析、重要な工程に対してCCP(重要管理点)を定め、そこに管理基準を設定、常時監視と記録をおこない、基準を超える場合は速やかに適切な処置を講じることができるようにシステム化しています。
精肉加工業務
印旛食肉センターで加工された新鮮な肉を使い、細かな腱・筋などを取り除き精肉加工しています。首都圏の市場やスーパー向けて出荷しております。
主な精肉加工品
配送業務
温度管理が徹底された運送トラックで規格肉および精肉を印旛食肉センターから首都圏の食品加工メーカー、市場、スーパーに向けて日々ルート配送業務を行っております。自社便および傭車便ともに、納品先のノウハウを熟知したドライバーが業務を行いますので安心・安全です。